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他山の石  ~大塚家具のお家騒動から学ぶべき事~ [コンサルティング]

緊急の大型案件が入りハードな半月でした。
非常にボリュームのある案件ですのでいずれまた吐露りたいと思います。

今日は大塚家具の株主総会があり興味深くニュースを追っていました。

結果は予想通りでした。
この騒動から学ばなければならない点は少なくないです。

一つは同族会社であるということについてです。

介護事業会社においても同族会社の占める割合は体感的にもかなり多いです。家族経営・同族会社自体は別に悪いことではないです。
起業時、創業においてはむしろ大きなアドバンテージです。

以前、『任せられない人達』で「任せられない症候群」について吐露りましたが、同族会社では「身内以外の人間には任せられない症候群」と置き換えできます。。

創業者は偉大です。

それはそれは苦労して会社を大きくいくのです。
そして経験値を得て自信がつきます。
とても大事なことです。

結果・・・
自信があるが故に自分で出来ることは何でも自分でやってしまいがちになります。

涼しい顔をして、よーく考えないといけません。
いくら優秀であっても自分で出来ることなんてたかだかしれているのです。

成長期を乗り越えていくためにはこの部分は絶対に理解すべきです。
さらに時間だけは誰しもが平等に一日24時間なのです。

自分で何もかもやろうとするのは一見合理的なようで実は無駄の塊だと言うことに気づかなければなりません。
会社なんですから人に任せることで立ち回り経営出来ないのなら会社である意味がありませんから。

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【引用元】http://www.nikkei.com/article/DGXZZO83740220X20C15A2000000/

大塚家具は上場会社です。規模が大きくなればなるほど同族会社であるメリットは薄れデメリットは無限に増幅します。
それを当たり前のように理解しこれから先ののヴィジョンを語る娘と、実の娘にすら任せることが出来ず過去に拘り続ける偉大な創業者の父。

父が幹部社員を後ろにズラッと並べて会見する光景には本当にゾッとしました。
母親が総会で発言した内容にゾッとしました。
長男が一切取り上げられない事にゾッとしました。


他山の石だらけでした。

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採用戦略立案時に思いだすこと。 [コンサルティング]

組織人材における採用戦略の成否は中長期の成長に重大な影響を及ぼします。
信頼関係が構築できたエージェント経由での採用は幾分リスクはヘッジできますが相応の対価が伴います。

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いずれにせよ、人を採用する、雇用させてもらうことって本当に神経を使います。
その人の人生を左右させることだけでなく、自分の人生を左右させることも多々あるのです。
特に人材集約型のビジネスではその傾向が顕著です。

よく思い出すことがあります。

まだ私も駆け出しでかれこれ十数年前のこと、彼はいわゆる敵対的事業者に単身乗り込み、スッタモンダの末に膠着。最後の決め台詞というか捨て台詞が「介護保険をなめるな~~~!!」と一喝。

それを報告とICレコーダーで聞き、あまりの脈絡の無ささ加減にあとからじわじわくるタイプで大笑いをしたのである。

しかし世の中、何がどうなるかわからない。
その後、彼は何万人もの社員数をほこる社のコンプライアンスの責任者となり八面六臂の大活躍をしているのである。

言霊』とはよく言ったものである。

そんな彼は私の採用起案第一号であり、自称アウトレット軍団の筆頭格として私自身採用させてもらって、また当時一緒にチームとして働いたこと自体が、いい仕事をさせてもらった事として今でも感謝していますし、彼の活躍を風の噂で聞く度に初心に返ったりします。

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こんな会社はダメになる [コンサルティング]

仕事柄多くの会社に訪問します。大企業から零細企業、外資系から同族企業と。
最近ようやく一つの仮説が自分の中で成立しつつあります。

こんな会社はダメになる!みたいなシリーズ第一弾でしょうか。
自分の中では決定的です。

『スリッパに履き替えさせるオフィスを持つ会社はダメ』
です。
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起業間もなくマンションの一室で。全然ありだと思います。
社員が自分ひとりなので自宅がオフィス。ありと思います。

テナントなのに結構多いです。靴を脱いでスリッパに履き替える。いわゆる土足厳禁スタイルです。
最近では必ず聞いたりします。
「スリッパに履き替えるのですね?」
十中八九、帰ってくる言葉は
「掃除大変ですし・・・・・」みたいな。

ビジネスにおいて判断を求められたときにそれがいかに『合理的』か?が必須です。スリッパに履き替えれば汚れないというわけでは全く無く、目立つか目立たないかの問題だけであって掃除をして清潔にするという点では全く変わりません。いや、むしろ不衛生だったりします。
別に潔癖症ではありませんが誰が履いたかわからないスリッパを履くことに抵抗を持つ人も少なくないはずです。

共働する場のオフィスにおいて特段の物件上の事由でも無い限り、わざわざ靴棚を設置してスリッパを用意してということは合理的な考えでは無いのです。

趣味なら合理性を優先する必要はありません。最近ではあまり見かけませんが趣味の悪い剥製とか、訳のわからない絵画とか。まあセンスの善し悪しはともかく趣味の範疇です。

しかし仕事をするという点で合理的に考えるということは絶えず習慣づけなければいけないのです。

スリッパのほうがリラックスして仕事が出来て合理的なんじゃ?

マイスリッパを持参すればいいだけです。

スリッパでペタペタと社員がオフィスを動き回る光景を客観的に見てください。

そんな重要なことなのか?
『重要です!』

機会があれば是非観察して検証してみてください。
一事が万事ですから。

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介護報酬引き下げの中での立ち回り [コンサルティング]

報酬報酬引き下げの余波なのか、特需といいますかチーム全員フル稼働で走rり回っています。
新規で新しいクライアント様と接する機会も必然的に多くなります。

せっかく縁があってお付き合いさせていただく機会でもありますし、少なからずメインは(というかほとんど)紹介や何かしらチームメンバーと繋がりがあるクライアント様でありますので確実に成果を出していただくべく全力投球なのです。

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フィーを頂く以上プロフェッショナルを当たり前に求められるわけで、モチベーションが落ちた、とか心が折れたなんて許されません。

正確に言えば、表面に出さない、演じると言うことですが・・・

しかし、まだまだ修行が足りません・・・

最近のトレンドパターンは、ファーストタッチのインタビューで経営者であるクライアント様から頻発する嘆きです。
まあいいんです。それがないと我々の仕事も無いわけですから。

これは実際のコメントなのですが、
「認可したのは国。経営が成り立たないような制度に切り換えるなら賠償金いただければいつでも廃業してあげますよ。」

はぁ?

以下、私の心の叫びです。
認可したのは貴方の意志があったからじゃないのですか?
貴方の事業は裁判員制度のように国から選任されたのですか?
経営が成り立たないのは制度だけの問題ではないのではないですか?制度が良かったら返納でもするのですか?
廃業する事の大変さ、罪深さを理解していますか?
貴方には理念やフィロソフィーがないのですか?

などなどを言葉を換え、手を換え、方向性を共有していくのです。

引き受ける限りは必ず結果を出します。
結果が出なければギャランティは受け取りません。まあそういう問題ではありませんが。

我々がコンタクトを取る人達なんて全体の中の僅かです。

残念ながら相応の事業者はシャッフルされると思います。
とばっちりを受ける利用者たるお客様や従事していた社員さんを不利益無くスムーズに保全できるスキームの精度をあげるシナリオを構築し始めます。

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介護事業を起業(開設)するにあたって [コンサルティング]

介護事業を取り巻く人達、マスクド・エックスもそのうちの一人ですが。。。
本当に多様な人達がいます。
今回は「開業支援」について考えたいと思います。
マスクド・エックスも「開業支援」に多々携わらせていただきますし、今後も注力していきたい取り組みです。

介護事業をやりたい!、やってみたい!という動機は未来のためにも大切にしないといけません。
ただ、簡単に出来そう、何か儲かりそう、なんていう動機も少なくありません。

そこそこの地主さんなんかは一度や二度は声をかけられているかと思います。
「儲かります!」
「今なら助成金が出ます!」
「補助金を活用しましょう!」

なんか出来るんじゃないかと思ってしまうのでしょう。
「無事開業するまで支援します!」
聞き心地の良い言葉が次から次へ耳に飛び込んできます。

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いわゆるサブリースの形で土地建物提供するのであればこれはもう不動産投資の範疇ですから別問題ですが、事業もというならパートナー選びは重要です。

正直、悪徳と言われても仕方ない同業者さんの存在も否定しません。いや、ほんとにそこまでする?ってくらい唖然としたケースもあります。
お金が集まるところに人が集まる弊害という事ですね。

不思議なことに「医療」では腰が重いものの「介護」なら何か出来そうなって心理が働くようです。
両者の違いは参入障壁だけで起業するという点では全く同じです。

こういう流れで理念無き介護事業者が量産されることはやがて大きな問題に発展しかねません。

開業支援に限らず、コンサルタントは利用して使うものであって、決して利用されてはいけません。

自己否定で矛盾しますが、介護保険事業の起業なら全て自分ひとりで出来ます。いえ、自力でやるべきです。
開業でコンサルタントを使う理由はたった一つです。

「時間を買う」

ただそれだけです。ただそれだけの関係の時にお互い最大限の力が発揮でき結果も残せるでしょう。

目的と手段を履き違えては危険です。助成金や補助金の存在も然りです。
これらを事業計画に盛り込むべきでは無いのです。いつでもポケットから出せるようにしておく、それだけなのです。
補助金や助成金が無いと計画が成り立たないのであれば、もうその時点で破綻しています。

あと、FC。フランチャイズですがこれはもう愚の骨頂ですハコ物の施設系サービスなんてシビアな限界売上があるわけですから。

う~ん、何か自分で自分の首を絞めているような気分ですが、とんでもない事業者さんも多く見てきました。しかし、こういうことから要介護者たるお客様が不利益を被り、介護従事者の地位がいつまで経っても上がらない、なんてことはあってはならない。

本当にそう思っています。

機会があれば、開業支援に携わって苦労したことや思わぬ事件など吐露したいと思います。
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